2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

映画『誰も知らない』(監督:是枝裕和)

前号で映画の『老人と海』について書きましたが、やはりNHKのBSで見たのですが、映画『誰も知らない』(2004年 監督:是枝(これえだ)裕和)は、昔見て、とても深く心に残った作品でした。もう15年も前の作品だったんですね。 是枝監督の映画で、この作品以外…

映画『老人と海』― 人は死ぬまで格闘する

先日、映画『老人と海』を、NHKBSで見ました。前にも書きましたが、わが家は、山の陰になって電波がとどかないらしくて、地上波テレビは映りません。BSだけは映るので、たまにいい映画があるときは、見逃さないようにしていますが、これも、暇があるからー。…

究極の簡単料理 その2 と「乾物」

前回、究極の簡単料理として、鰹節かけごはんと、ねこ飯と、とろろ昆布の熱湯かけ澄まし汁をご紹介しました。 まあ、「料理」とは言えないですけどね。それは、心得ております。 まだありますよ。究極の簡単料理。「〇〇どんぶり」です。 親子どんぶりも、と…

究極の簡単料理? と「水」のこと

ある夕食のとき、連れが、ごはんに鰹節をのせ、醤油をかけて食べるのです。「うまいぞ」って言います。 「ええ? ほんと?」と言って、半信半疑でまねしたら、これが、おいしい。 「ほんまや、おいしいねえ。」と納得しました。 考えてみると、鰹節入りのお…

コロナ後の世界は… その2 ― 住まいはいのちの砦(とりで)-

「新・自由主義」という名の怪物が世界を覆った結果、人も暮らしも「不自由」を強いられるようになったと、前回のブログで申しましたが、コロナ禍の直撃を受けたのが、「非正規」の不安定労働者です。 「競争」に勝つことを至上命令とし、負けるのは「自己責…

コロナ禍の後の世界は… その一 ―「競争」ではなく、「協力」と「連帯」(つながり) ー 

コロナ禍は、いわば「自然災害」である。ただ、その及ぶ範囲が世界ぜんたいであるという点で、歴史上かつてない、特異な災害ともいえる。 しかし、世界じゅうに被害を及ぼす災害であっても、コロナが与える影響は、国によっても、同じ国の中でも、異なる。 …

「あほとバカ」の巻 あやの里だより №17 

先日、娘が、「彼氏がバカて、言うねん。『バカ』はやめて。アホやったらええけど、て言うてん」「ねえ、アホやったら傷つかへんけど、バカは嫌やんねえ。」と言う。 「ふむ、ふむ」と共感してやった。すると、ついでに娘が言う。 「お母さん、『あんたは、…

韓国映画『タクシー運転手 約束は海を越えて』― 希望は民衆にあり

先日BSで、韓国映画『タクシー運転手』を見た。今年、韓国映画の『パラサイト 半地下の家族』が、アカデミー賞の栄誉に輝いたが、この『タクシー運転手』も、アカデミー賞に出品した映画だったらしい。 監督はチャン・フン。主演はソン・ガンホさん。ユーモ…

№15 マーマレードと溝さらい

「ブログ頭」と言いながら、一週間以上、お休みしてしまった。 悪いのは、マーマレードである。 繕いものと読書とピアノのほかに、まだ趣味があった。瓶詰である。無農薬のミカンの皮があると、これを瓶詰にしようと、むらむらと意欲がわいてくる。 言ってお…